三陸産塩蔵ワカメ 【210g】
¥ 648 税込
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外洋の荒波でもまれて育った三陸産のワカメです。
肉厚で一番おいしい旬の時期の物を塩蔵にして、おいしさを閉じ込めました。
食べる分だけ水戻しし、塩抜きをしてお召し上がりください。(約3倍に増えます。)
岩手と宮城が誇る三陸産ワカメ。その中でも階上地区は海の地形に恵まれ、また先祖代々伝えられている養殖技術があるため、
ワカメはタネから自分達で生育させ三陸沿岸でも常に最上級のワカメの種を作っています。
また、階上地区は、潮の流れが速い太平洋に面した場所と波の穏やかな気仙沼湾内の場所の両方を持つため、
荒波にもまれた、歯ごたえのしっかりした肉厚なワカメと、口当たりのやさしい、柔らかいワカメの両方を生産しています。
近年は、地球温暖化の影響により、年々、成長時期、収穫時期が遅れてきています。
ワカメは6月に水温が高くなってくるとメカブから胞子を出します。
タンクに海水を入れ熟成したメカブを投入し、水と撹拌させることによりメカブからワカメの種が放出します。
その中に採苗機を入れ、糸に付着させます。
ワカメのたねは、遊走子と呼ばれ、水の中を泳ぎ回る為、糸の周囲に定着します。
一つのメカブから約1億個の種が出ると言われています.
ワカメの種にもD N Aがあるため、種をとるメカブは、生育・色艶の良い最上級のものから一部を種として残します。
6月に種付けをし、水温が上がる7~8月は水深の深い所において種を一旦冬眠させます。
8月頃には太陽の光によるストレスを避けるために採苗機へ袋をかぶせ、あまり光があたらないようにし、
水深の深い所へ移動させ冬眠を続けさせます。
9月になるとかぶせた袋を取り、冬眠から目覚めさせます。
水温が下がるのにあわせて、水深を浅くしていき、太陽の光を当てるとともに、
海の栄養が豊富な場所を探しながら移動させワカメの種を生育させます。
肉眼で見られる位の大きさになると雑海藻がつくので、ひとつひとつ手作業で取り除きながら、
水深の浅い場所へと移動し生育を促します。
この時期は、水温の変化が特に激しいので、水温が高くなりすぎない、栄養のある場所へ常に移動させる努力をしています。
9月後半~11月半ば
約1センチ位になったら水面に水平になるよう筏に張っていきます。
そのまま成長させて、3センチ位になったものを調整しながらハサミで切ってロープに挟む、挟み込み作業を行います。
収穫
お正月が明けるとすぐに収穫作業が始まり4月末まで続きます。
早朝4時から海の上で収穫をし、まだ暗い中、頭にヘットライドをつけて一本一本の成長を確認しながら収穫します。
約2時間位かけて船いっぱいに収穫すると、一旦陸に上げる為に船を戻します。
陸に上げた後、もう一度収穫に向かい船を満タンにして1日の収穫が終わります。
約4時間、中腰の同じ体勢で収穫を行うため、体がまだ慣れない収穫が始まる最初の一週間は立って歩けないほどの筋肉痛に襲われます。
陸にあげたワカメは家族や従業員がワカメとメカブの部分に切り分け、メカブ・元茎、ワカメ、枯葉の4つに分けます。
元茎と枯葉の部分は震災前はアワビの畜養業者が持っていき、アワビの餌になっていましたが、
現在は保安庁と連携してアワビやウニの餌とするために場所を決めて海に給餌しています。
ワカメの葉は海から引き上げた海水を90度に沸かしボイルし、
すぐに隣で汲みあげた海水の中にいれワカメを冷却します。
さっと水気をしぼり、適量の塩を加えミキサーで撹拌し、その後、タンクで一昼夜重しをして漬け込みます。
漬け込んだものを工場に運び、一本一本手作業で葉っぱと茎わかめに切り分ける芯抜き作業をします。
芯抜き作業は、近所のおばちゃん達も手伝いに来てくれており、現役は80歳を越え、元気なうちはいつまでもできる仕事です。
家にいても何もすることがないし、芯抜きしてるとみんなと話もできるし、
手先を使う仕事なので、痴ほう症予防にも良く、給料も貰えるから、最高だと言ってくれています。
その後、19トンの圧力をかけ機械で脱水し、穴が空いたミキサーに入れ遠心力で小えびや塩などの異物を取り除いた後、
目視により色などを判別し、箱詰めします。
袋詰めの状態でお届けしますが、一般的な量販店で販売されているワカメには、
加塩と呼ばれる、塩と食塩水が混ざったワカメがほとんどですが、
当店では、生産者が作る一番最高の状態のまま、お客さんに届けます。
内容量:210g
賞味期限:冷蔵20日
水戻し後はお早めにお召し上がりください。
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